就活で内定を もらえない から もらう に変わる3つの方法 ➁履歴書は感情を書こう

就活で内定を もらえない から もらう に変わる3つの方法 ➁履歴書は感情を書こう

前回に引き続き、”就活で内定を もらえない から もらう に変わる3つの方法” の2つめをお話します。
これを読んで実行すれば就活で内定がもらえます。

就活で内定を もらえない から もらう に変わる方法

内定と履歴書

採用に長らく携わってきた私から言わせれば、ほとんど関係ありません。
語弊があるかもしれませんので補足しますが、ネットで調べてその通りに書くと、見た目キレイで、当たり障りのない履歴書になりますが、読まれる・興味を持たれる履歴書にはなりません。
私が思う良い履歴書は、感情がこもった履歴書です。感情が読み手である採用担当者の感情を動かします。
採用担当者の感情を動かせてこそ、面接時に話が盛り上がり、内定をもらえる確率がグンと上がるのです。
では、具体的に見ていきましょう。

内定を「もらえない」から変わるなら”スペック” より ”コト”

内定をもらうためには、あなたの”スペック”より、あなたの”コト”を伝えよう。
”スペック”とは、大学や学部・ゼミや卒論の内容なんかのこと。これは正直あまり関係ありません。
かなり特殊な研究職や専門職に就くのであれば大きく関係しますが、ほとんどの方はここを思いっきりアピールしても企業には全くウケま
せん。
そんなものより内定に影響する大切なのものはあなたの”コト”。それは、あなたの考え・思い。
「なにをしたか」ではなく、「なぜそれを選び、それをしてどう思い・なにを感じたか、それを通じてどう成長したか」。
企業が一番欲しいのはココです。

ある就活サイトに載っていた履歴書のサンプルを見てみましょう。
こんな内容になってます。

「ゼミナールの研究・得意な学科」
ゼミナールの研究:テーマ「裁判員制度導入前後の刑事裁判の変化について」
司法に市民が参加する画期的制度であることから、以前より当事者意識を感じていたため研究テーマに選びました。
「裁判員参加による司法判断への影響」「裁判員の負担」など、制度導入の変化を研究し、評価できる点、改善すべき点、改善方法についてを自分なりの考えをまとめています。

私ならこう書きます。

以前に、裁判員制度が開始されるとニュースで観ました。そのときはあまり興味がなかったのですが、二十歳になったとき、有権者から無作為に選ばれると知りました。「もし選ばれたらどうすればいいのだろう。」と、一気に不安が広がりました。そこで、過去の裁判例や、実際に裁判員に選ばれた方の不安・負担などを調べることで、模擬的に当事者になれるのではないかと考え、テーマに選びました。調べたことで、感じていた不安が少しですが解消され、前向きに捉えられるようになりました。

サンプルでは、「したこと」は分かりますが、その人の”コト”が全く読み取れません。
履歴書の中で企業に伝えたいのは、した”事実” ではなく ”感情”。
私が書いた例のように書くと、相手の感情をもっと知りたくなってしまうのです。

次はサークルなどの取り組みについて。
同じようにサンプルを見てみましょう。

「学業意外の取り組み(部活・サークルなど)」
部活:体育会バトミントン部に大学入学時より所属(副部長)

当初メンバー同士のコミュニケーションが上手くいかないことに苦労しましたが、ミーティングなどメンバー同士の交流の場を積極的に設け、まとまりのあるチームを作っていきました。それによって、試合結果も好転しました。

私ならこう書きます。

大学入学までバトミントンの経験はありませんでした。が、大学に入ってせっかく新しい環境になるのに、今までと同じではもったいないと思い、オリンピックで見て興味があったバトミントン部に入りました。かなり難しい競技ですが、仲間や先輩に教えてもらい、試合に出られるまでになりました。初勝利のときのことを思い出すと、今でも興奮します。また、副部長に選ばれたことも大きな出来事でした。メンバー間でコミュニケーションが悪い時期もありましたが、交流の場をたくさん設けて、今ではすごく良いチームになりました。たくさんのことを学べ、私自身が大きく成長できとと感じています。

サンプルの内容も良いのですが、なぜバトミントン部を選んだのかという大事な部分が入っていません。ここがスタートですので、伝えたいところです。
私のはちょっと長いですが、これくらい書いても良いでしょう。

何度も言いますが、就活内定をもらうためには、企業・採用担当者の感情を動かすのです。

ヒーローは弱点だらけ

履歴書なので当然良いことばかり書きたいです。
履歴書の内容がすばらしく、字もキレイで、面接の受け答えもカンペキ。しかも容姿端麗。
でも、あまり魅力を感じない・・・

そうなんです。
カンペキすぎる人には、かえって魅力を感じない。
魅力あふれている人は、弱いところを自然に見せられる人なのです。

ウルトラマンは地球上で3分しか戦えない。
ドラえもんは、ネズミに耳をかじられたので、ネズミがめちゃくちゃ苦手。
変身していないスーパーマンは、めちゃくちゃ頼りないただのサラリーマン。
ろくでなしブルースの前田太尊は、勉強が全くできず、ちょっと怒るとロレツが回らなくなる。
スラムダンクの桜木花道も弱いところだらけ。

そう、ヒーローは弱いところだらけ。
だからみんなが応援したくなる人なのです。
だから、履歴書にも自分の弱いところや直したいところなどを、長所よりしっかり書くことがめちゃくちゃ大事。

趣味・特技

ここは採用担当者の心を掴む大きなチャンスポイント!
面接時にチラッと披露できるものなんかあるとサイコー!
例えば、手品やものまね。こんなことができる人は隠しておくのはもったいない!
ぜひ書いてください。

ということで、履歴書はあなたの”コト”を知ってもらい、企業・採用担当者の感情を動かすとても大事なもの。
今回のお話を参考に、良い履歴書を書いてください。

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