【新入社員さん必見!】「仕事が雑用ばかりで・・・」と転職する前に

【新入社員さん必見!】「仕事が雑用ばかりで・・・」と転職する前に

新入社員さんは入社して1ヶ月が経ちました。
入ったばかりですので、できる仕事は少ないですね。お願いされる仕事といえば、いわゆる雑用でしょうか。
先輩社員からお願いされたことをただただこなしていく。その仕事に意味があるのかどうなのかも分からないまま、ただ言われた通りにこなしていく。
たまに、「あれ?俺って、こんなことやるためにココに入ったんだっけ・・・」みたいなことも頭にチラホラ出てきつつも、今はただひたすらそれだけをこなしていく。そして、ふとした時に、ちょっと虚しさなんかも出てきたりして。
別の会社に入った大学時代の友人はもう営業に出ていて、「俺、この間、初めて契約取ったよ!」なんて聞くと、羨ましさと妬みが交錯し、自分の環境を嘆いてしまう。「俺も営業に出れば、2、3件の契約なんかすぐ取れるのに」と、なんの根拠もない自信で自分を慰めつつ、頭の中はモヤモヤだらけ。そう考え出すと、今の雑用に余計に身が入らなくなりミスを連発。「こんなこともできないのか!」と先輩に怒られながらも反省することはなく、「俺はこんなことするために来てんじゃねーよ」と心の中でつぶやく・・・。

こんな様子、心当たりありませんか?
新入社員だけでなく、2年目、3年目でもこのような状況の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
気持ち的には、「こんなことが続くのなら転職しよう」となっているかもしれませんが、次の会社に行っても同じです。飛び抜けた能力や実績があるのなら話は別ですが、また、雑用がイヤになって辞めるでしょう。
雑用って、そんなにイヤですか?
雑用って、サイコーにいいことですよ!!
今回は雑用についてお話いたします。

【新入社員さん必見!】「仕事が雑用ばかりで・・・」と転職する前に

雑用ってそもそもなんでしょうか?

⚫「雑用とは、種々雑多の用事、用途」 ~広辞苑より~
⚫ こまごました、いろいろの用事。ぞうよう。~デジタル大辞泉(小学館)より~

辞書にはこのように書かれています。
では、どんな雑用があるのでしょうか?

お茶汲み
コピー取り
資料作り(先輩の手伝い)
シュレッダー
掃除
片付け
ちょっとした備品の修理
なくなった備品を買いに行く

他にもたくさんありますね。挙げればきりがないくらいあります。
でも、これって本当に雑用なのでしょうか?

雑用と決めているのは誰?

雑用と聞くと、「誰にでもできる簡単な意味のない仕事」のようにマイナスイメージに感じます。
でも辞書には「いろいろな用事」と書かれていて、決してマイナスのことではありません。
では、その用事をマイナスイメージとして捉えているのは誰でしょうか?

それは、用事を頼まれた人、すなわち、あなたです。
先ほども言いましたが、雑用は「誰にでもできる簡単な意味のない仕事」というようにマイナスイメージがありますが、世の中にマイナスの仕事はありません(人を騙したり法に触れること以外で)。
マイナスと決めているのは「自分自身」なのです。
よく考えてみましょう。
例えば、お茶汲み。会社にとって大事なお客様が来られた際にお茶を出します。これってマイナスですか?
お茶をいれて欲しいと頼んだ先輩や上司にとって、お茶汲みはどうでもいいことでしょうか?いいえ、大事なお客様にお出しするとても大切なお茶です。頼んだ方はとても重要な事と考えているのです。

では、コピー取りはどうでしょうか。
大事なお客様のところへ商談に行くための資料をコピーします。これってマイナスですか?
コピーを取って欲しいと頼んだ先輩や上司にとって、資料のコピーはどうでもいいことなのでしょうか?いいえ、大事なお客様との商談です。抜けがあったり、ページが間違っていたり、同じものがダブっていたりすると、商談はうまくいくはずがありません。先輩や上司は赤っ恥をかくことでしょう。たかがコピー取りかもしれませんが、会社の未来を決める大事な商談を成功させるためのとても大事なものです。

いいですか?

世の中に意味のない仕事はありません。
意味がないと決めているのは自分自身です。意味があると決めるのも自分自身です。

こまごましたいろいろの用事があなたの人生を変える

先輩や上司から頼まれたこまごました用事、これをどのようにするかであなたの人生は大きく変わります。
イヤイヤするのか、喜んでするのか。
このこまごました用事であなたは試されています。あなたがどのように取り組み、どのような結果を見せてくるのかを先輩や上司は見ています。
もし、ただしただけみたいな結果を持ってくると、この先、あなたに大事な大切な仕事は巡ってきません。それは、信頼がないからです。あなたは、いいかげんなことをする人に大事な大切なことを頼みますか?
逆に、先輩や上司の予想を上回る結果を持ってくると、先輩や上司は大喜びし、あなたに感謝します。そして、あなたに対する信頼感は上がり、大事な大切な仕事を任されるようになります。

このように、こまごましたいろいろの用事で、あなたの人生は大きく変わります。
何度も言いますが、頼まれた用事の価値・意味を決めているのはあなた自信です。

頼まれた用事の意味を置き換えると最高の仕事になる!

先輩や上司に頼まれた用事、せっかくなら、あなたも楽しくしたいでしょう。
そのためには、その用事に価値・意味を持たせ、高めることです。
では、どのようにすれば価値・意味を持たせ、高めることができるのでしょうか?
それは、頼まれた用事の価値・意味を置き換えることです。
先ほど例に挙げたことで見ていきましょう。

お茶汲み          ⇒ 大切なお客様にお出しする大切なもの
コピー取り         ⇒ 会社の運命が変わる大事な大切なもの
資料作り(先輩の手伝い)  ⇒ お客様をいい意味で驚かせる魔法のツール
シュレッダー        ⇒ 大事な情報が外に漏れることがありませんように
掃除            ⇒ キレイになると自分の心も会社も磨かれる
片付け           ⇒ 運気を上げる大切なこと
ちょっとした備品の修理   ⇒ 私が直さないとみんな困ってしまう!
なくなった備品を買いに行く ⇒ なくなって困っている人がいる、急げ!

このように、それぞれに価値を持たせて意味を変えることで、肯定的になります。
肯定的になると、その用事をするのが楽しく、しているときにワクワクします。
さらに、その用事をこなした後の先輩や上司の反応を想像してみましょう。
どのように喜んでくれていますか?どのように感謝されますか?
また、いろいろな用事がこなせるようになったあなたは、今後どんな活躍をしていますか?
周りの人のあなたへの見方に変化はありますか?
おそらく、いろいろな人から頼られ、いろんな仕事が舞い込んでくるでしょう。
「○○さんにお願いすればすごく安心!」なんてことも言ってくれるでしょう。
社内の憧れの存在にだってなります。

このように、あなたにとって誰にでもできる簡単な意味のないことなのかもしれませんが、周りの人にはとても大きな価値と大きな意味がある大切なことなのです。
あなたの人生を大きく変えるもの、それは、雑用です。

まとめ

雑用についてお話いたしました。
雑用ってすばらしいですね!
なにをするにも考え方一つです。
良いと捉えるか、悪いと捉えるか。
良いと捉えると、本当に大きく人生が変わります。
小さな積み重ねで、あなたの人生を素晴らしいものに変えてください。

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