【就活生必見!】仕事・就職先の決め方、選び方

【就活生必見!】仕事・就職先の決め方、選び方

この記事を書いている今は2月。
学生さんはこれから人生の一大イベントである就活が始まります。採用担当として採用活動に携わっていたとき、学生さんは大変だなーと思って姿を見ていました。もっとラクにカンタンに就職先を選べないのだろうか。学生さんも大変ですが、企業もかなりの労力を使っています。お互いが疲労困憊・・・。これでは良い就活ができるはずがありません。
今回は、私自身の就活経験と採用担当としての経験を交えながら仕事・就職先の決め方,選び方についてお話いたします。

【就活生必見!】仕事・就職先の決め方,選び方

これから就活を始める学生さんにお尋ねします。
みなさんはどのようにして仕事や就職先を選びますか?

知っている・名前を聞いたことがある会社の中から?
アパレル・車・食品など、やりたい業界の中から?
製造・営業・開発など、やりたい職種の中から?
合同説明会や企業説明会で楽しそうだなー、面白そうだなーと思った会社の中から?
誰かに勧められた会社の中から?

他にもいろいろな選び方があると思いますが、どれも正解です。間違いはありません。
ただ、決めるまでにいろいろな情報が入りますので迷いが出てくることでしょう。また、説明会や選考中に企業のいろいろな話を聞いて、「あれっ、これって自分に合っているのかな?」など考え出すと、さらに悩んだり、迷ってしまい、第一志望群が5社とか10社になったり、絞り込めなかったり、まとまりがつかなくなるようになるかもしれません。

できることなら迷わずにさっと決めたいですよね?
就活が何ヶ月も続くと、いや、3年生で参加するインターンシップから考えると、1年以上も就活しているなんてことになり、入社前から疲れてしまいます。

では、どうすれば就活が少しでもラクになるのでしょうか?
私自身の経験を交えながらお話いたします。

仕事・就職先選びは実はカンタン?

私は、国立工業高等専門学校(高専)卒業です。今から27年も前の話ですが。
私が就職したのは1992年。バブル経済が崩壊した頃でした。若い方はバブル経済なんて知らないと思いますが、女性芸人さんが「オッケーバブリー」と肩からぶら下げた超デカイ携帯電話を持ってたり、某高校ダンス部が踊って有名になったバブリーダンス、あんな感じです。これだけではなにかよく分からないと思いますのでご自分で調べてください。とにかく、日本中が好景気、特に都会の企業ではバンバン給与が上がり、仕事が終わったら高い酒を飲み、ディスコ(今でいうクラブ)で踊って浮かれまくっていました。
私は学生でしたが、テレビで浮かれまくった姿を見て、「都会はすげー」とただただ驚くばかり。
特に印象に残っているのは、イタリア高級スポーツカーの40周年モデルが2億円とか3億円したこと。販売価格は4千数百万でしたがどんどん値上がりしていったのを友達と雑誌を見ながら驚愕していました。

当たり前ですが、そんな時代は長く続かず5年ほどで崩壊。日本中が一気に超不景気になり、倒産企業が後を絶たない状況になりました。
そんな時に就職したのですが、私が就職した頃はまだ多くの企業が採用していました。
結論から言いますと、私は就活していません。先生の推薦である企業を受けましたが、受けにいった時点ですでに内定でした。ですので、大学生のみなさんのように、企業研究をして、何社も受けて、内定がやっと出たなんていう経験はありません。

それは、高専という特殊な学校であったからかもしれません。当時、私のクラスは37,8名くらいでしたが、求人は最終的に400社くらいあったと記憶しています。たった37,8名にですよ。信じられます?
求人がくるたびに先生がリストを教室内に貼り出していました。超大手企業からローカル企業までさまざまで、その中から選び放題。基本的には早い者勝ち。どの企業も採用人数は1名でしたので、誰かが選ぶとリストに線が引かれ消えていく、そんな感じでした。
今の高専はそんな就活ではないと思いますが、私は地元就職を考えていましたので、先生に「ここはどう?」と言われた企業を受けたのですが、実は、なにをしている企業かも知らずに受け、しかも、すでに内定で。
特になにも考えず就職先が決まってしまいました。今の学生さんには信じられないかもしれませんが、「就職先選ぶのってこんな感じかー」と思っていました。

ということで、私の「仕事・就職先選び」は超カンタンでした。
超カンタンだった理由は「深く考えなかった」ことです。

超カンタンに仕事・就職先を選ぶ方法とは?

このように選んだ企業ですが、エンジニアとして11年勤めました。その後、自分の可能性を広げるために1度だけ転職し、さらにこれから起業しますが、最初の企業に入ったことに全く後悔はありません。
むしろ、入って良かったと思っています。そこに入っていなければ、今の自分は間違いなくないからです。

その企業で、社会人として・エンジニアとしての基礎を学び、実践し、失敗し、また実践しという仕事のやり方が身につきました。そして、一流企業のエンジニアと商品開発に関するやりとりをする中で、プレゼン術や交渉術を学びました。海外工場でのライン立ち上げにも携わり、海外展開の難しさを感じながらも外国人エンジニアとのコミュニケーションも少しはできるようになりました。
また、現場の方々との関係の作り方、上司との関係など、良好な人間関係の作り方も学びました。

なにをしている会社かまったく知らずに入りましたが、それなりの役割・ポストをいただき、順婦満帆な11年を過ごすことができました。このときに学んだこと、身についたことが私のバックボーンです。

なにも知らずに入った企業なのになぜすべてが順調だったのでしょうか?

それは「人」です。

当時の人事担当の方が緊張している私を和ましてくれたり、優しく接したりしてくれました。
工場見学では、製造工場ですので男性ばかりが働いていましたが、なんとなく雰囲気が良さそうに感じ、「ここならやっていけそう」という働くイメージが湧いたのを覚えています。

仕事は、何をするか より 「誰とするか」が大事です。
好きなことも、好きなスポーツも楽しくするには「誰とするか」です。
キライな人としても楽しくないでしょ?
好きな人たちとするから辛いことも乗り越えられます。しんどいことも続けられます。
全くしらない仕事も、好きな人たちや信頼できる人たちとすることで好きになったり、やり甲斐を感じたりしてきます。

転職者に行ったアンケート「会社を辞めた理由」の第一位は、人間関係 です。半数以上の人が答えています。人間関係が良ければ、会社を辞めずにすんだと言えるでしょう。
ですので、就活での企業研究でするべきことは、その企業がなにをしているかではなく、どんな人が働いているかの「人研究」です。
あなたに合う人がたくさん働いている企業であれば、間違いなく楽しく働けるでしょう。
苦手なこと、辛いこと、しんどいこともきっと乗り越えられます。

「人研究」をする上で注意すべき点は、採用担当者だけで決めずに、できるだけ多くの人が働いている姿を見たり、できるだけ多くの人と話しをすること。そして、オフィスも見せてもらってください。
採用担当者は採用のプロですので、学生さんが喜ぶことを話します。ですので、入社すると言っていたことと違うなんてこともあったりします。
ですので、多くの人がどんな姿で働き、そして、今をどう感じているかを聞いてください。
また、オフィスの机の上などを見ると普段のスタイルが分かります。
整理整頓されているオフィスでは、時間にゆとりを持ち、落ち着いて仕事をしていると想像できます。
逆に、書類などがたくさん積まれていたり、整理整頓できていないと時間に余裕がなく仕事に追われていると想像できます。
こんなことも参考に仕事・就職先を選んでくださいね。

まとめ

【就活生必見!】仕事・就職先の決め方、選び方と題して私自身の経験を交えてお伝えしてきました。
これから永い社会人人生を歩んでいくためには 人との繋がり=ご縁 が欠かせません。
ですので、この就活を通して、みなさんにすばらしい出会いが訪れ、それが最高のご縁になりますことを祈っております。

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