【若手社員さん必見!】「夢が叶う」ための目標の決め方

【若手社員さん必見!】「夢が叶う」ための目標の決め方

東京オリンピックまであと1年とちょっと。テレビ・ニュースでは、東京オリンピックに向けた各競技の試合の模様が放映されています。若い選手が次々と出てきて成果を上げ、頼もしさを感じます。
このような一流アスリートに共通しているのが、目標が明確に決まっていること。当たり前ですが、目標なくして努力できません。オリンピックを目指している選手の目標は「金メダル」。全世界共通です。
東京オリンピックで、日本選手がたくさんメダルを獲っているところを見たいですね。

オリンピックでメダルを獲るというのは、私のような一般人からすると夢のまた夢です。
でも、オリンピックを目指している人からすれば、「夢」ではなく「目標」なのです。
この「夢」と「目標」はどう違うのでしょうか?
普段の生活において、夢や目標とどのように向き合えばいいのでしょうか?
夢や目標は叶うのでしょうか?
今回は、この夢と目標についてお話いたします。

【若手社員さん必見!】「夢が叶う」ための目標の決め方

「最近の若い人は夢がない」みたいなことを言われますが、本当にそうなのでしょうか
私はそんなことはない、みんな持っていると思います。
ただ、それを表現しないだけ。というよりは、真剣に聞いてくれる人が少なくなったのではないでしょうか?
子供が親に、「ボク、大きくなったら宇宙に行くんだ」と言うと、「そんな夢みたいなこと言わないで勉強しなさい。もうすぐテストでしょ。」と言われると、子供は二度とこの夢を言うことはないでしょう。
学校の先生や友達に言ってもバカにされると思い、この夢は次第に消えていきます。そして、「夢を持つこと自体がダメなこと」という認識に変わり、希望も願望も持てなくなる・・・少々大げさかもしれませんが、子供の夢を応援してくれる大人が少なくなったように思います。
このまま大人になっていくと、超現実的な思考が完成していきます。
学校もそうです。テストの点数だけで評価され、行きたい学校も点数が悪ければ行けません。小さい頃から医者や弁護士になりたいと思っていても、もしかすると、小学校や中学校でその夢は絶たれるかもしれません。
今の現実だけで評価され、将来の評価はされない。大人がもっと応援してあげられれば、夢を話せる子供が増えるように思います。

このような経験をしてきた子供が社会に出ると、夢を話さないので「お前には夢がないのか?」となります。
しかし、若い人たちは夢を持っています。今、この記事を読んでいただいている方々は夢をお持ちでしょう?
「こうなりたい」という願望があると思います。
この願望ですが、とんでもない大きい願望と、ちょっと努力したら手に入りそうな願望があります。
例えば、「俺は、アラブの石油王になる!」という願望と、「今日、仕事終わったら、美味しく焼き肉食べたい!」という願望では努力の度合いが全く違います。
まず、これが夢と目標の違いです。

・・・今の自分の実力を無視して立てる非常識目標

目標・・・今の実力から考えて、努力すれば達成できると思えること

アラブの石油王は、普通で考えるとかなり非常識ですよね?でも、「仕事終わったら美味しく焼き肉食べたい」という願望は、仕事をスムーズに終えることができれば達成できます。
非常識なのか現実的なのかが夢と目標の大きな違いなのです。
ただし、この例で言いますと、私のような人間にはアラブの石油王は非常識です。しかし、アラブで石油関連の仕事をしている人、また、王にはなっていないが、既に石油事業である程度成功している人にとっては非常識目標ではないかもしれません。努力すれば、石油王を実現する可能性があるでしょう。
オリンピック選手も同じです。まったく競技をしたこともない人が東京オリンピックで金メダルを獲るとなると、かなりの非常識目標ですが、今現在目指している選手にとっては、かなりの練習と努力は必要でしょうが、金メダルは十分獲れる可能性があります。現に、このような選手がインタビューで「夢は金メダルです」とは言わないでしょう。「目標は金メダルです」と必ず言っています。
ですので、夢・目標は、その人が今いる場所・環境によって大きく異なります。
では、社会人のみなさんは、どのように夢・目標を設定すればいいのでしょうか?

夢と目標はこう決める!

世の中に、夢や目標を全然持っていない人はいないでしょう。
どんな方でも、お持ちだと思います。この夢ですが、大きいか小さいかは関係ありませんワクワクするものなのか、そうでないのかです。ワクワクしないものを夢とはさすがに言えません。実現しても嬉しくないからです。
実現すれば嬉しくて嬉しくて、しかも、今、想像するだけでもワクワクするもの、それが夢です
でも、先ほど言いました。夢は今の実力を無視して立てる非常識目標であると。
その非常識目標を達成するためのものが目標です。
テレビでオリンピックを観て、まだ競技をしていない子供がオリンピックで金メダルを獲りたいと思っているとします。そのためには、することがたくさんあります。

○才になったら競技を始める
週に○日、一日○時間練習する
○月○日に試合に出て5位以内を目指す
○年○月の地区大会で優勝する
○年の大意表選考会に出て3位以内に入る
○年○○○オリンピックに出て入賞する
さらに4年後の○○○オリンピックで金メダル

このように、夢を叶えるのは一朝一夕にはいきません。小さなことを積み重ねてようやく辿り着けます。この小さなことが目標です。
いきなり大きなことには辿り着きませんので、小さな積み重ねが大切なのです。

ところで、みなさんの夢はなんですか?

あなたの仕事の夢が 社内で営業成績(契約件数・売上)No.1 であるとします。
あなたは現在30人中15位。上位にはキレものの先輩やベテランがいます。あなたは入社5年。これからどうやってNo.1になるか・・・。

ここで、No.1になるためのストーリーをゴールから描きます。例えば2年後にNo.1になるとします。
となると、1年後には5位くらいにはなっておく必要がありそうですね。
では、今からの1年間でどんなことをして5位になるか、その後の1年間でどんなことをしてNo.1になるか。
このストーリーをできるだけ具体的に書きます。今から3ヶ月後に12位、半年後に10位、9ヶ月後に7位、1年後に5位。そして、それぞれ、何をどのようにしてそうなるかも描いていき、目標(やるべきこと)を決めます。
このとき、目標(やるべきこと)は達成可能なことでないといけません。なぜなら、高い目標を立てると、達成できなくてマイナス感情になってしまうからです。できなかったという反省をし、自分を責め、私はダメだと思ってしまうと、夢を叶えることができなくなってしまうからです。
例えば、「アポを1ヶ月で100件取る」という目標を立てても、達成できそうなイメージが湧いてきません。しかし、「アポを1ヶ月で20件取る」だと、達成できそうな気がします。
このように、目標(やるべきこと)は高すぎると、義務感やプレッシャーになってしまいますので、ちょっとの努力で達成できることとしてください。
ちょっとの努力で達成できる目標を立て、達成し続けることができれば、あなたは2年後に営業成績No.1になれます。

目標を達成できないときはどうすればいいか?

ちょっとの努力で達成できる目標と言っても、もしかしたら達成できないこともあるでしょう。
こんなときは、すぐに目標を修正してください。
その前に、目標を立てる段階で、達成できなかったときのことを想定しておきます。
「アポ20件に対し15件だったときにどうするか」という具合に。想定できて、対策案まで考えることができていれば、達成できなかったときにマイナス感情になることもありません。想定内ですので、すぐにアクションを取ることができます。そして、できなかった原因を探ります。反省ではなく分析です。
「電話の本数が少なかったな」「過去に会ったことがある所ばかりで新規が少なかったな」とか。その修正を繰り返すことで、目標が達成できるようになります。

かなり地味なことの繰り返しですが、夢を叶えるための近道はありません。小さな目標達成の積み重ねで夢が叶います。諦めずに続けてください。

まとめ

「夢が叶う」ための目標の決め方についてお話してきました。
目標を決めると、目標達成のための計画も決めなければいけませんが、この計画も柔軟性があるものにしてください。「アポを1ヶ月20件取る目標に対し、1日に電話を100件する」となると、いろんな意味で疲弊してしまいます。
ですので、計画も柔軟に、いつでも修正が効くものにしてください。

みなさんの夢が叶うことを心より祈っております。

 

 

 

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