4月に入社して早や1ヶ月が経とうとしています。そんな中、今日から10連休という方も多くいらっしゃいますね。
この10連休の間に大学時代の友人に会うと、「会社どう?」とか、「今、どんな感じ?」などと、近況を話されるでしょう。このときに、一番気をつけていただきたいのは「マイナスの情報交換」です。
特にNGワードが「つまらない、楽しくない」「疲れる、しんどい」「もう辞めたい」、この3つです。
誰かがこの言葉を言い始めると、そこにいる人全員が同調してしまうのです。しかも、文句や愚痴を言い出すと、止まらなくなります。なぜなら、人はマイナス情報が大好物だからです。「私がこんなに辛い思いをしているのを分かってよ!」と、同調・共感してほしいのです。すると、話を聞いた方も、それまでそんなことを考えていなかったとしても一気にマイナス感情になってしまいます。で、一緒になって文句・愚痴を言ったら最後。辞めたいモードへ突入します。明日会社に行くのならいいのですが、なにせ10連休。この10連休中はずっとマイナス感情で辞めたいモードが続き、連休明けに「会社辞めます」と上司へ伝達。
人は、マイナス感情の影響を強く受けます。過去を思い出してもらっても、「嬉しかった、楽しかった」という記憶より、「痛かった、辛かった、苦しかった」というマイナス感情を伴う出来事の方が強く鮮明に覚えていませんか?
これが一種のトラウマです。下手すれば、うつ病などに発展していきます。
これを回避して、楽しくワクワク生きていくためには、プラス感情にすばやく切り替えることが大切です。
では、どうすればいいか・・・このことについては、また別記事で投稿いたします。
【社会人になって思うこと】夢・目標はある?ない?いる?いらない
大きな期待と希望を持って、あなたは社会という大きな大きな海へ飛び出しました。
しかし、待っていたのは、思い描いていた華々しいイメージとは真逆の暗くて苦しい世界。
これまで学校で教えてもらったことがないちょっとしたことも知らず、できず、自分の力量の無さと、そつなくこなす同期と自分を比較し、できない自分を嘆く毎日。
目の前のことすらできないのに、先輩や上司からは「夢・目標を持て」と言われ、「あー、俺はどうしたらいいんだ・・・」。どんどんふさぎ込んでいく毎日。「俺、もうだめだな・・・」と思ったとき、社会人になって初めての決断をしてしまうのです。
と、こんな大袈裟なことではないとは思いますが、かなり真面目な方ほど、これに近いモードになってしまいます。
どうしても、「できる自分」より「できない自分」の方が大きくクローズアップされてます。
そんな中、夢・目標を持てと言われても、「そんなの持てるはずがない」と思うのは自然なことかもしれません。
そもそも、夢・目標とはなんでしょうか?
【夢・目標】って一体なに?
夢・目標とは一体なんでしょうか?
広辞苑には、このように記載されています。
夢とは
1.睡眠中に持つ幻覚。普通、目覚めた後に意識される。
2.はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。
3.空想的な願望。心のまよい。迷夢。
4.将来実現したい願い。理想。
目標とは
目じるし。目的を達成するために設けた、めあて、的。
言い換えれば、「目標=現実」、「夢=非現実」ということでしょうか。
これまで夢を実現させてきた多くの成功者と言われる方々は「夢⇒非現実⇒現実」にしたのでしょう。
さらに言い換えれば、
目標 = 今の実力から考えて、努力すれば達成できると思えること
夢 = 今の実力を無視して立てる非常識目標
と言えます。
【夢・目標】はみんな持っている?
夢を見ない人、見たことがない人っているでしょうか?
間違いなくいないです。小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで、睡眠中に夢は見るでしょう。
ですので、夢は潜在的にみなが持っているものです。それを表現できるか、できないかが「夢がある、ない」人の違いなのです。
「俺には夢がない」という人も、潜在意識の奥深いところにありますし、見えるところ(顕在意識)にあるとしても恥ずかしいと思い言えないだけなのです。
逆に目標は、現実的ですのでほとんどの方が持っているでしょう。
例えば、ダイエット、禁酒、フルマラソン走る、○○の焼き肉食べる、ブランドの服を買う・・・など。
これらは、ちょっと努力すればなんとかなりそうですね。しかも、誰かに言うことも恥ずかしくないでしょうから。
目標は、現実的で身近なものです。
【夢・目標】は持たないといけないのか?
では、夢・目標は持たないといけないのでしょうか?
結論から言いますとこうです。
目標 = 自然に生まれ、顕在的にみなが持っている
夢 = 持たなくて(人に伝えなくて)もよい ※潜在的にはある
目標は現実的ですので、自然に生まれるものです。新入社員さんの場合、例えば、名刺交換ができるようになる、PCの使い方をマスターする、来月1件契約を取る、上司に褒められる、給料を上げる・・・など、日常生活の中で生まれてくるのが目標です。だから、目標は持ちやすいのです。
では、夢はどうでしょう?
小さい頃、サッカーが好きで、○○選手に憧れて、「Jリガーになりたい!」と親に言うと、「そんな夢みたいなこと言わないで早く宿題しなさい」みたいなこと言われたことはないでしょうか。日本人は表現することが苦手ですし、応援することも苦手です。このような会話の中から子供の大きな夢は生まれてこず、「言うんじゃなかった」と心を閉ざし、大人になっても言うことはなくなります。
夢は「持てない」のではなく、「言えない」環境なのです。だから、言えなくても構いません。いつの日か、言えるようになる日が必ずきます。また、「夢がない」という人も、あわてて持たなくて構いません。
目の前の目標を積み重ねていくことで自信がつき、夢を語れるときが必ずきます。ですので、無理に持とうとしなくても、持っているふりをしなくても大丈夫です。
私自身、小さい頃から具体的な夢はも抽象的な夢もありませんでした。社会人になってからもなく、ただただ毎日毎日目の前のことだけをしていました。すると、いつの日か「あんな風になりたい」とか、「あんなことできたら面白いなー」などと考えるようになり、社会人生活27年を経て起業しました。
目標を積み重ねていると、いつの日か、必ず、「○○○○○をしたいなー」と思えてきます。
そのときには、目標を積み重ねたたくさんの自信がついていますので、胸を張ってみなへ話してみてください。
協力者・応援者が必ず現れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夢・目標の正体がお分かりいただけたでしょうか?
新社会人のみなさんは目の前のことだけで精一杯かもしれません。でも、それでいいんです。それがいいんです。
コピーを取るのも、飲み物を買いに行くのも、ゴミを捨てるのも、一生懸命すればあなたの高感度は上がります。
目標を達成するのも、夢を叶えるのも、応援・協力してくれる人が必要です。自分一人ではできません。
一生懸命の姿に人は感動し、助けてあげたいと思うのです。一生懸命すれば、あなたの周りは応援者・協力者だらけになります。そうなれば、あなたの夢・目標は早く実現するかもしれませんよ。
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